「家賃を下げたのに…」2026年最新・空室対策で見直したい3つのこと

「家賃を下げたのに…」2026年最新・空室対策で見直したい3つのこと

「今月も決まらなかった」――家賃を下げてみたものの、問い合わせゼロ。
家賃が上がっているというニュースを見ると、なぜ自分の物件が決まらないのかと感じますよね。

そこでこの記事では、最近の賃貸市場の動きを確かめながら、次の値下げを決める前に見直したい3つのポイントをお伝えします。

問い合わせが増えずお困りなら、弊社の賃貸管理コンサルタントへご相談ください。一緒に募集状況を確認し、家賃以外に見直せる点をご提案いたします。

空室・問い合わせのお悩みを相談する →

この記事でわかること
  • 2026年の賃貸市場と募集家賃の動き
  • リノベ済み・ファミリー向け物件の賃料動向
  • 近隣の競合物件と比較したいポイント
  • 値下げ前に見直したい募集内容・初期費用・反響
  • 1〜3月の繁忙期に向けた準備とスケジュール

選ばれる7つの理由

賃貸管理完全ガイド

2026年の賃貸市場から見るオーナーが押さえたい変化

2026年の賃貸市場から見るオーナーが押さえたい変化

募集家賃は上がっていますが、駅からの距離や築年数などによって、入居の決まりやすさに差が出ています。

東京23区は全面積帯で最高水準

2026年8月は、首都圏5エリアのマンション募集家賃が、すべての面積帯で前年同月を上回りました。東京23区も最高水準が続いています。

【東京23区のマンションの家賃推移】

マンションの家賃推移1

マンションの家賃推移2

東京23区のアパートは、全面積帯で2カ月連続、30㎡以下のシングル向きでは16カ月連続で、2015年1月以降の最高値を更新しました。

【東京23区のアパートの家賃推移】

アパートの家賃推移1

アパートの家賃推移2

(出典:アットホーム株式会社「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向(2026年8月)」(2026年9月28日公表))
※上記は「募集家賃」のため、実際に契約された家賃とは異なります。

条件の悪い物件ほど空室が長引く二極化

LIFULL HOME’S PRESSに掲載された専門家の予測では、2026年の賃貸市場について、郊外でも駅近や築浅といった条件の良い物件に需要が集中し、条件の悪い物件は空室が長期化するとされています。

また、同社の調査では、首都圏で敷金ゼロの物件の割合が、すべての賃料帯で増加しました。家賃だけでなく、初期費用も競合と比べる必要があります。

入居者が見学する物件数は以前のほぼ半分に

部屋探しで見学した物件数は、2005年度の平均4.9件から、2023年度は2.6件に減少しました。

減少する内覧件数

(出典:SUUMOリサーチセンター「2023年度賃貸契約者動向調査(首都圏)」)

ポータルサイトの普及により、現地に行く前に候補が絞り込まれていると考えられ、ネット上での集客の重要性が浮き彫りになっています。


【2026年】家賃の伸びが目立つのはどんな物件?

【2026年】家賃の伸びが目立つのはどんな物件?

では、実際に家賃の上昇が顕著なのはどのような物件なのか、2つの調査結果をもとに解説します。

リノベ済みは新規賃料の上がり幅が大きい

アドバンス・レジデンス投資法人の実績では、入居者の入替時の賃料上昇率は、原状回復で10.9%、リノベーションで28.8%でした。
※ただし、前の賃料が低かった影響もあるため、工事だけの効果に限定されません。

【原状回復住戸】

原状回復工事の家賃上昇率

【リノベーション住戸】

リノベ工事の家賃上昇率

(出典:アドバンス・レジデンス投資法人「2026年1月期(第31期)決算説明会資料」(2026年3月17日公表))

ちなみに同法人では、1戸あたり約450万円の工事費と約8年の回収期間を見込んでいます。家賃の上昇率だけでなく、費用の回収まで考えて判断しましょう。

東京23区ではファミリー向け賃料の伸びが目立つ

2026年4〜6月の東京23区では、前年同期比の賃料上昇率が次のとおりでした。ファミリータイプが3タイプで最も伸びが大きくなっています。

タイプ賃料上昇率
シングル+8.5%
コンパクト+4.4%
ファミリー+9.8%

(出典:アットホーム・三井住友トラスト基礎研究所「マンション賃料インデックス」2026年第2四半期(2026年9月24日公表))

この背景には、分譲マンション価格の上昇があります。購入を見送って賃貸に住み続ける世帯が増え、ファミリー向けの賃料を押し上げているとされています。
ただし、家賃を上げられるかは、広さや間取り、設備が地域の需要に合っているかによります。

収益最大化―賃貸管理


値下げ前に見直しておきたい3つのこと

値下げ前に見直しておきたい3つのこと

ここでは、空室対策で必ず見直したい3つのポイントをご紹介します。

① 競合は「平均」ではなく「いま出ている物件」で比べる

ニュースで見る「平均募集家賃」には、新築や築浅、リノベ済み物件も含まれているため、築年数が経過した物件とは単純に比較できません。
ポータルサイトで、自分の物件と駅・徒歩分数・広さ・築年数が近い部屋を検索してみてください。

  • 何室掲載されているか
  • 賃料の下限と上限
  • 写真・設備・初期費用にどんな違いがあるか

比較して見えてきた差をもとに、自分の物件の改善点を分析してみましょう。

② 募集内容と初期費用を見直す

内覧候補から外される理由は、大きく3つあります。

  • 家賃や初期費用が予算を超えている
  • そもそも検索結果に表示されていない
  • 一覧の写真が暗かったり、狭く見えたりして見学したいと思えない

SUUMOリサーチセンターの同調査では、家賃以外の決め手として「初期費用」を挙げた人が、2020年度の24.6%から、2023年度は32.6%に増えました。
(※調査の割合は、家賃以外の決め手として挙げた1〜3位の合算です。)

家賃を下げる前に、募集ページの情報や写真、初期費用を見直しましょう。確認したいポイントは次のとおりです。

順番見直すところ内容
1ポータルサイト情報:設備の入力漏れをなくす。学校や公園、スーパーまでの徒歩分数も書く。
写真:室内の広さや明るさが伝わる写真に替え、駐車場や収納などの強みも載せる。
2初期費用礼金や敷金を見直す。毎月の家賃は据え置いたまま、入居時の負担を軽くできる。
3家賃値下げする。毎月の家賃収入が減り、一度下げると戻しにくい。

ただし、条件が近い競合物件より家賃が明らかに高い場合は、先に価格を見直しましょう。募集内容の改善だけでは、選ばれにくいためです。

③ 管理会社に反響の数字と仲介会社の声を聞く

募集内容を見直すには、実際の反応も知っておきたいところです。管理会社に、次の点を確認してみてください。

  • 募集ページの表示回数・閲覧数
  • 問い合わせ件数
  • 内覧件数と申込件数

閲覧されても問い合わせがないのか、内覧後に申し込みがないのかを確認すると、見直す点を絞れます。
管理会社を通じて、仲介会社にも内覧時の反応を聞いてもらうとよいでしょう。

【参考:空室募集前に決めたい賃貸募集条件|家賃・敷金礼金・設備対応の考え方】


繁忙期に間に合わせるためにやるべきこと

繁忙期に間に合わせるためにやるべきこと

1〜3月の繁忙期に向けて、10月中に現状を確認し、12月までに募集条件や掲載内容を整えましょう。

10月中にやること

  • 競合の洗い出し(ポータルで同条件を検索)
  • 仲介会社への聞き取り(成約賃料と、決まらなかった理由)
  • 反響がどこで止まっているかの確認

12月までにやること

  • 賃料・初期費用など、募集条件の再設計
  • 写真や募集文の入れ替え
  • 仲介会社への再周知

【参考:【入居者・仲介会社の本音】空室が決まらないのはなぜ?選ばれない物件の共通点】


まとめ

「家賃を下げたのに」の次の一手は、さらに下げることではなく、どこで止まっているかを知ることです。1〜3月の繁忙期に向けて、申込獲得への準備を進めていきましょう。

空室が長引き、次の対策に迷っている方は、ルーム・スタイルへお気軽にご相談ください。
競合物件や募集ページ、初期費用、問い合わせ・内覧の状況を一緒に確認し、物件に合った空室対策をご提案します。

物件に合った空室対策を相談する →

コメント

CAPTCHA


賃貸仲介から管理、売買までワンストップで対応
まずお気軽にご相談ください
賃貸仲介から管理、売買までワンストップで対応
まずお気軽にご相談ください